何が違うの?仮性包茎とその他の包茎の違いが知りたい!

人知れず包茎に悩んでいる男性は数多いと言われていますが、一口に包茎といってもいろいろな種類があり、その悩みも精神的なコンプレックスによるものもあれば、日常生活に支障を来すものまで千差万別です。タイプごとの違いを知り、その特徴について正しい知識を持てばそれぞれに適した対処法を実践することができますし、場合によっては深刻に悩まなくても済むかも知れません。

中でも仮性包茎については、その状態にかなり幅があるので、自分がどの程度であるのかをきちんと理解すればそれだけでコンプレックスから解放される可能性もあります。

そもそも仮性包茎とは

通常、包茎は真性包茎・仮性包茎・カントン包茎の3種類に分けられます。このうち真性包茎は、包皮が亀頭を完全に覆っており、平常時にはもちろん、勃起時においても亀頭が露出しない状態のことをいいます。一方、カントン包茎は亀頭の一部が露出することはしますが、包皮の一番先の部分(これを包皮口といいます)の口径が亀頭の直径よりも小さいために、皮が引っかかって剥けない状態です。

これに対して仮性包茎は、平常時には亀頭が覆われていますが、手で剥くなどすれば露出する程度の包茎をいいます。つまり、皮をかぶっているのはあくまでも仮の状態だという意味で「仮性包茎」と呼んでいるわけです。

歴史的に見た場合、仮性包茎はわが国独自の概念であるという主張が複数の専門家からなされています。というのも、主として宗教上の理由で割礼を行う習慣を持つ地域を除けば、世界的に見れば平常時にペニスの先端を包皮が覆っている状態は決して異常なことではないという考え方が支配的だからです。実際、わが国においても成人男性の8割程度が仮性包茎であるという報告があります。したがって、まず仮性包茎は「自分だけの悩み」ではないということを理解しておく必要があります。

清潔にしておかないと病気のリスクがある

仮性包茎には、真性包茎及びカントン包茎と比べた場合に大きな違いがあります。それは、病気に対するリスクです。

真性包茎の場合、亀頭が常に包皮に覆われているため、その間に垢や皮脂などが溜まりやすくなります。手で剥いて洗ったりできれば良いのですが、真性包茎だと皮が長すぎて入浴時などにおいてもなかなかキレイにすることができません。ただでさえデリケートな部分なので、無理をすると傷がついてしまうこともあるので注意が必要です。

一方、カントン包茎にあっては包皮口が狭いために、強引に剥こうとすれば痛いうえに、仮に剥けたとしても引っかかって元に戻らなくなり、ペニスを締め付けてうっ血させてしまうといったトラブルが発生するおそれがあります。

こうしたことから、どうしても衛生状態が悪くなりがちとなり、亀頭部分が雑菌の棲み処となって感染症などを発症するリスクが生まれます。

これに対して、仮性包茎は手で剥いて中を洗ったりすることにそれほど困難は生じないため、感染症に対する心配はそれほどないという違いがあります。ただ、完全に露出している場合に比べると不潔になりがちだという点は変わらないので、常に衛生状態に気をつける必要はあります。

仮性包茎は治療が必要か

仮性包茎とその他の包茎との違いとしてはもう1つ、治療法を挙げることができます。より厳密に言うなら、治療が必要か否かの違いということになります。
真性包茎及びカントン包茎の場合は、先に述べた通り放置しておくと感染症などのリスクがあるうえ、重度の真性包茎にあっては排尿障害を発症するおそれがあります。そのため、根本的な改善を目指すには治療が必須となります。

これに対して、仮性包茎は必ずしも治療が必要ではありません。改善したいという動機も、外見上のコンプレックスがメインとなります。ただし仮性包茎は決して異常なものではないというのはすでに述べた通りです。

しかしながら、仮性包茎はその程度にかなりの幅があり、中には限りなく真性包茎に近いレベルの人もいます。そのような場合は、一度専門医に相談してみるのがおすすめです。

また、治療するとなった場合、真性包茎及びカントン包茎の場合は余分な包皮を切除する外科手術が第一選択となります。状態によっては、保険適用も受けられます。一方、仮性包茎にあっては切除術に加え、特殊な糸や接着剤で包皮を一定期間固定し、剥けるクセをつけることで改善を図るという治療法を選択することも可能です。

まとめ

仮性包茎は外見上の悩みを除けば問題なく日常生活を送れることが多いため、必ずしも治療を必要とするものではありません。また、解消を目指す場合も外科治療だけでなく、市販の矯正リングや矯正テープなども活用することができます。

それでも、根本的に解決したい、解決することで自分に自信を持てるようになりたい、というのなら、専門の医療機関で診断してもらうのがおすすめです。真性包茎やカントン包茎と違って自由診療となるので費用は決して安くはありませんが、今後の人生をポジティブな気持ちで送るのに役立つというのであれば十分検討の余地があります。